カナヘビの卵は大きさが直径8mm程度でとても小さく、白っぽい色をしています。
水分がとても重要になってくるほどデリケートで、卵が上下さかさまのままで成長しようとすると窒息してしまうほどなのです。
カナヘビは飼育環境が良いとたくさんの卵を産みます。
その卵の中にへこみがあるものがたまにありますが、一体それは何なのでしょうか?
へこんでいる卵の正体
産卵直後はへこんでいたとしても、孵化するまでに膨らんでいくものもありますので、しばらく様子を見ることが大切です。
数日たってもへこんでいる部分が膨らまない卵であれば、それは無精卵の可能性が高いです。
しばらく時間がたつと、卵の周りに白いカビが生えることもあります。
無精卵だったと考えられるものと、途中で息絶えてしまったものと考えられます。
いずれにしても、カビが生えた卵をそのままにしておくと回りの卵にも良い影響はないので、見つけたらすぐに取り出しましょう。
回収した卵の保管方法
飼育ケースから回収した卵は上下が逆にならないように、卵の上の部分をマジックなどで印をつけておきましょう。
タッパなどのプラスチック容器に園芸用のミズゴケや土をあらかじめ敷いておき、くぼみを作っておきます。
そのくぼみに静かに卵を乗せてあげましょう。
カナヘビの卵には水分補給が重要
カナヘビの卵は、まわりの水分を吸ってドンドン大きく成長します。
常に程よく湿り気を帯びている土の状態にしてあげておくことが、とても大切です。
それから、乾燥しないように必ずフタをしてあげましょう。
水分補給させる時には、卵に直接水をかけないようにすることがポイントになります。
週に1度ぐらい水分補給を行いましょう。
孵化する時の卵
孵化する時には、卵は最初の大きさの2倍程の大きさに成長しています。
大体、産卵から40日前後で孵化するのが一般的です。
卵の表面に亀裂が入り、泡が出てきたら数時間かけて赤ちゃんが産まれてきます。
手伝ってあげたい気持ちになりますが、最初の試練なのでそっと見守ってあげましょう。
まとめ
へこんだままの卵の謎が分かりました。
卵が孵化するまでには約2倍もの大きさになるのもとても神秘的ですね。
孵化した瞬間はとても感動的なので、1度育ててみるのも楽しそうです。