とてもおとなしい性格のカナヘビは、飼育もしやすいので夏休みの自由研究などでも人気の生き物です。
上手に飼育すれば7年間ぐらい生きることもあるそうです。
餌は意外にも野菜や果物類は食べずに、生きている小さな虫を食べます。
カナヘビはニホントカゲとよく似ていますが全く別の種類です。
そんなカナヘビの卵は、どのぐらいの大きさや色をしているのでしょうか?
カナヘビの卵の大きさや色
カナヘビの卵はとても小さくて8mmぐらいの大きさです。
色は白っぽい色をしています。
ピンセットなどで摘んでみると少し柔らかいかんじです。
もし、飼育していたカナヘビが産卵した卵であれば、すぐに取り出してあげることが大切です。
カナヘビの卵はすぐに飼育ケースから取り出してあげること
カナヘビの卵はとてもデリケートです。
まず、充分に水分がなければ育たないことや、卵の中で成長していく途中で上下がさかさまの状態で時間がたつと窒息してしまうのです。
また、餌として入れているコオロギが、卵の殻ごと赤ちゃんを食べてしまうので、そういった危険から守る意味でもすぐに卵は取り出して孵化させてあげましょう。
メスのカナヘビの産卵前の習性
産卵直前のメスのカナヘビは、お腹がビックリするほどパンパンに膨れています。
この時期になるとメスはあまり動かなくなります。
動かない時は体内で卵の殻に必要なカルシウムを作っていたり、食べた餌の消化をよくするためなのです。
日光浴ばかりしていますが、産卵前日ぐらいになると、急に活動的になり卵を産む場所を探し始めます。
産卵はそれぞれの個体で差がありますが数秒~1分程度で終わります。
産卵後の習性
それぞれのカナヘビで産卵後の動きにはかなり違いがあるようです。
産卵後に数時間は卵を抱いてジッとしている個体もいれば、産卵後数分すると卵から離れてしまうものもいるようです。
卵を回収する時はピンセットでも良いですが、傷つけないためにスプーンなどですくい上げるほうが良いでしょう。
まとめ
カナヘビの卵は白くて小さいのでなかなか見つけにくいことも多いようです。
産卵後はよく飼育ケースを見渡して、卵を全て回収して大切な命を一つでも多く守ってあげることが大切です。