カナヘビは、活き餌を必要としますので、ミルワームも当然食べます。
では、なぜ、カナヘビがミルワームを食べないのか説明していきます。
環境に慣れていない
飼い始めのカナヘビは、かなり警戒しています。
まずは、少し暗い所で、環境に慣れさせてあげましょう。
捕獲したカナヘビ
国内で捕獲してきたカナヘビは、売られているミルワームはもともとヨ-ロッパ原産であるため、食べたことが無いので餌として認識していないという事が考えられます。
どうしても食べない時は、ミルワームの体の1部分を切り、中から出てきた汁をカナヘビの口と口まわりに着けておくと舌を使いペロペロして味を覚えますから食べるようになります。
早いときは1回で覚えますが、中には中々覚えない個体もいますから気長にやり続けてみてください。
ミルワーム自体あまり栄養がない
市販のミルワームは、あまり栄養がないため、ミルワーム自体に野菜のくずなどを与えて、十分栄養が体に蓄えられた時点で、カナヘビに与えてみると食べる可能性があります。
カナヘビの大好物
一番好きなのはなんといっても脱皮直後のコオロギです。
食べごろのコオロギが目の前を横切っても見向きもしなかったのに、脱皮直後のコオロギが横切ったらいきなり襲い掛かるなんて事が良くあります。
なので、ミルワームにこだわらず、コオロギを自家繁殖させて餌にするのも1つの手です。
まとめ
カナヘビがミルワームを食べない理由が、大体分かったのではないでしょうか。
カナヘビは日本に生息しており、捕獲して飼育される方も多いと思いますので、上記で説明したように外国産のミルワームを餌と認識してないケースが一番多いのではないでしょうか。
しかしカナヘビは、ミルワーム以外のコオロギ、クモ、イモムシ、ハエ、バッタ、イナゴなど、アリや殻の硬い甲虫類以外の動く虫なら何でも食べますので、ミルワームを食べないからといって神経質になる必要は全くありません。
簡単にコオロギも自家繁殖出来ますので、ミルワームだけ与え続けて、食べずに栄養失調になるより、その他の食べてもらえる餌を用意する事も飼い主さんの役目です。