カナヘビは春から夏にかけて交配をして、産卵期にそれから入ります。
産卵は5月~8月頃にかけて数回に分けられ、産卵後約2ヶ月ほどで孵化します。
孵化したカナヘビの赤ちゃんはとても小さいですが、成体が食べている餌でも赤ちゃんは食べるのでしょうか?
餌を食べないカナヘビの赤ちゃんは大丈夫?
産まれたばかりのカナヘビはしばらくは産まれた卵の卵黄の栄養が残っている為、すぐに餌を食べることをしなくても平気です。
それよりも乾燥の方が赤ちゃんにとっては重大です。
湿気を保ちつつ少し待ちましょう。
2~3日すれば食べるようになります。
なので、あまり食べないからといって触りすぎたり、逆に濡らしすぎたりしないようにしてください。
カナヘビの赤ちゃんの主食
もし食べそうならば、小さなコオロギが一番ベストです。
小さなコオロギを切って体液を口元に持っていき、舐めてくれればそこから食べ始めるでしょう。
コオロギ以外では3ミリ程度の小さなクモやアブラムシ、ショウジョウバエなどが理想的です。
ちょっと寒くなった時期はなかなか虫を捕まえずらいかと思いますが、その場合は今はネットで注文したりも出来ます。
生ごみなどを放置しておくとショウジョウバエが捕れたりします。
それでも食べない赤ちゃん
あまりにもカナヘビの赤ちゃんが食べずに、どんどん動かなくなってしまっている場合は、弱っている可能性があります。
カナヘビは孵化するのにとても命がけです。
孵化するときに個体が弱すぎてそのまま孵化する力がなく、亡くなってしまうケースもあるくらいです。
なので、孵化はなんとかできたものの体力が残っていない個体もしばしば見受けられます。
なので、その場合は孵化直後から息絶えそうな場合もあります。
乾燥しないように十分に注意するとともに、もし興味を持ちそうなら新鮮な餌を与え続けてください。
もし、あまり手をかけられない場合は捕獲した場所に返してあげるのも一つの方法です。
まとめ
卵から2ヶ月経ってやっと孵化して喜んだのもつかの間、何も食べないととても不安になりますよね。
カナヘビはとても身近にいながら、まだその生態についてはすべて研究されていない生物でもあるため、観察するため保護し、孵化から成体まで育ってほしいものです。
しかし、自然界でも生き延びるのは難しいので、出来るだけ自然に近い感じで観察保護してあげましょう。