カナヘビの赤ちゃんを飼育することはあまり例が見られないために、どんな風に飼育したら良いのか戸惑う方も少なくないでしょう。
自然界にいるカナヘビの姿を見ても、どんな食べ物を好んでどんな性質があるのかがあまり詳しく知られていないことも、大きく影響をしています。
赤ちゃんを日光浴させる際の注意点
カナヘビの赤ちゃんは、出来るだけ短時間でも自然光の当たる場所で日光浴をさせるのが理想的です。
毎日ではなくても適度に曜日を決めて行うのがおすすめですが、この際に午前中からお昼にかけて行うようにしましょう。
日光浴をさせることによって、カナヘビはとても気持ち良さそうに体を広げるます。
ただし、注意しておきたいのが日光浴をさせるときに時間を決めて行うということです。
直射日光は確かに有難いものですが、時間が長くなりすぎればカナヘビの赤ちゃんはあっという間に熱射病になって命を落としてしまいます。
そのため、カナヘビの様子を見ていて影の方へ行こうとした時はすぐにケースを元の位置に戻すようにしましょう。
直射日光の強さにもよりますが、10分程度で良いでしょう。
餌を与える時の注意点
基本的にカナヘビが自然界にいる時は自分の生息範囲の環境にいる虫を食べるため、飼育する時もそのような環境に近いものを与えるようにするのがおすすめです。
赤ちゃんの場合にはアブラムシを食べますし、小さなクモでも食べられます。
しかし、成長させる段階では出来るだけ多数の虫を餌として確保する必要があります。
たとえば、イモムシ、蚊、ハエでも大丈夫です。
栄養面を考えた場合、これらだけでは補いきれないのでだんだんと成長をするに従って、販売されているコオロギやミルワームを混ぜて与えるのもおすすめです。
小さい赤ちゃんは、毎日少量を与えて、だんだんと大きくなったら1日置きの給餌に変えて行きましょう。
給水の注意点
カナヘビの赤ちゃんには基本的に霧吹きして水を与えるのですが、水入れにもきちんと入れておきましょう。
毎日欠かさず水の状態も確認する必要があります。
餌を与えることに意識がいってしまい、水をうっかり忘れたということになると、カナヘビが亡くなる原因を作ってしまうことになるので十分注意をしましょう。
まとめ
カナヘビの赤ちゃんを飼育していく時にはこのような点を意識して、毎日しっかりと観察を行いながら成長を楽しみたいものですね。