飼っているカナヘビが変な動きをしたり、痙攣を起こしてしまったり、元気がないと不安になりますね。
クル病とはどんな症状、どんな病気なのでしょうか。
今回はカナヘビがかかるクル病について調べてみました。
クル病はどんな病気?
クル病はカルシウムが吸収されず、骨が軟化する症状が起こる病気です。
カナヘビだけではなく、人や犬、猫、ねずみ、トカゲなど若年の脊椎動物でおこりえる病気です。
クル病の原因
クル病の原因は、ビタミンDの不足。
もしくは、紫外線不足です。
爬虫類の血液中にはカルシウムの濃度が一定に保たれています。
カルシウムを吸収するのに必要なビタミンD3が不足し、血液中のカルシウム濃度が下がると、骨などに蓄えられているカルシウムを血液中に放出します。
これが続き、骨に蓄えられたカルシウムが無くなってくると、骨が変形したり、折れてしまったりすることがあるのです。
ビタミンD3は紫外線を浴びることによって体内でビタミンD3を生成します。
そのため、毎日適度に日光を浴びさせることが重要です。
クル病の症状
クル病にかかると、骨が柔らかくなって変形し、背骨や尻尾が曲がるなどの症状が見られます。
また、ずっと目を閉じたまま口を開けたままになってしまったり、痩せてしまったりなどの症状があります。
クル病は症状が出てからでは手遅れと言って良い病気ですので、日頃の予防が大切です。
昼行性のトカゲの場合、紫外線量が十分でないと、クル病にかかるリスクがぐんと上がります。
昆虫用のトゥルーライトで紫外線を当て、プラス、自然の日光浴も行うようにしましょう。
日光浴はガラス越しではなく、直接当てるのが効果的です。
また栄養のバランスも非常に大切になってきますので、餌には十分気をつけましょう。
まとめ
カナヘビにはその他にも脱皮不全、消化不良などにもなりやすいため、注意が必要です。
飼うと決めた以上は、毎日しっかりと観察し、様子がおかしくないか、餌はちゃんと食べているか、糞はしっかりとしているかなど、確認をしましょう。