カナヘビは、私達の身近に住んでいる爬虫類です。

冬眠から目覚め、春〜夏にかけて、庭やちょっとした草むらなどでも、見かけることがあります。

ですから比較的、捕獲や飼育のしやすい動物であると言えます。

ただ、冬や夏、室内で暖房や冷房をする季節はどのようなことに気をつけたら良いのでしょう?

カナヘビ 気温

カナヘビの飼育環境は?

カナヘビを飼育して観察するためには、ガラスかプラスティックのケースを用意し、空気穴の空いたフタをしましょう。

観察ケースや水槽のようなものがいいかと思います。

そのケースの中に、捕獲した場所の土や、石、枝、草などをレイアウトし、カナヘビのいた場所に近い雰囲気を演出します。

植木鉢などで、隠れ家を作ってあげるのもいいですね。

そして忘れないように、浅めの水入れに水をいれてあげましょう。

ケースを置く場所は、半日くらい太陽の当たる風通しの良い場所に置きます。

カナヘビは、変温動物であることと、カルシウムの合成のために、日光浴がかかせません。

室内に置く場合は、毎日何時間かは日光浴をさせてあげましょう。

カナヘビの活動と気温との関係

カナヘビは昼行性の変温動物です。

朝、目覚めるとまず、石や木、草などの上に上って日光浴し、体を温めます。

体が温まらないと、俊敏に活動ができないためです。

そうして、体温が上がると、獲物を探したり捕獲して食べたりします。

ですから飼育する場合も、このようにカナヘビの生活に合わせた環境になるよう気温の配慮が必要です。

とはいえ、特別な配慮は必要無く、普段の環境に近くなるような場所を探して、飼育ケースを設置するようにすれば良いのです。

気をつけないといけないのは、ケースの中は熱がこもりますから、あまり長時間直射日光が当たり続ける状況だと、特に真夏は、熱中症になり、命を落としてしまいます。

季節によりますが、ケース内の温度が24度〜30度くらいになるようにしましょう。

また、カナヘビは冬眠するのですが、冬眠させる場合の温度は、日中でも15度を超えないように配慮し、冬眠の時期だけは、カナヘビがもぐれるように、土の量を増やして、日の当たらない寒い場所に設置します。

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まとめ

身近な野生の生き物を飼育する場合は、できるだけ自然に合わせた環境を整えることが肝心です。

温度差などを事前に調べて、カナヘビに適した気温や環境になるように配慮してあげましょう。

上手に飼育出来れば、カナヘビの寿命は本来7〜9年もあるそうです。

途中、つがいであれば産卵して、かわいい赤ちゃんも見られるかもしれませんね。

もし数が増えて飼育が難しくなった時は、必ず捕獲した場所に帰して上げて下さいね。

そうすれば、また赤ちゃんカナヘビの大きくなった姿が見られるかもしれませんね。

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