カナヘビを飼育するのは比較的難しくないと考えられています。
しかし平均気温が15度を下回る時期から、自然界にいるカナヘビは冬眠を始めます。
飼育した場合9月の末頃から冬をどうやって過ごすか、ということを考えなければなりません。
冬を前に3つの選択肢から選ぶ必要がある
実際にカナヘビを飼育している場合には、10月を前に3つの選択肢の中から選んでおく必要があります。
まず、一番安心して行えるのがカナヘビを元いた場所に逃がすことです。
自然の中で順応していくのでリスクが低くなります。
また、冬眠をさせずに越冬させるのが次の選択肢です。
さらに、冬眠をさせるという選択肢もありますが、この3つの中では一番リスクが高いと言われています。
越冬させる方法
何とか越冬させたいと思う場合には、それなりの対策が必要となります。
暖かくするために、バスキングライトは最低限必要になります。
さらに適度な日光浴をしないと病気になってしまうので定期的に行いましょう。
大切なのが越冬する時の餌を買い求めなければなりません。
他に、動きが少なくなる時期に不足してしまいがちなカルシウムを与えなければならないので、カルシウムパウダーなどの購入も検討しましょう。
冬眠させる方法
一方、冬眠させる方法は越冬させる方法に比べて手間も経費もかからないのですが、それなりのリスクがあり、眠らせる前には注意をよく守らなければなりません。
失敗すると亡くなってしまう可能性も高くなることを知っておいた上で行うようにしましょう。
そのためには肌寒くなる秋から準備が必要です。
冬眠させるためには秋に十分な餌を与えておきます。
また、冬眠の間近になったらお腹を空っぽにしておく必要があります。
こうすることによってカナヘビを一気に冬眠させることができ、春には一気に目覚めさせられるようになるからです。
とても重要なのが冬眠にしている間の温度管理ですが、0度以下にならない場所を決めます。
下手に温度変化があると途中で冬眠から起きてしまい、体調が狂ってしまうことも珍しくありません。
ケースの中は意外にも乾燥しがちになるので、適度な湿気があるかどうかも時々確認してください。
まとめ
このように、カナヘビの冬の過ごし方というのは3つの中から選ぶ必要があります。
リスクや手間、経費などを総合的に考えた上で、飼い主とカナヘビにとってどれが一番適しているのかを事前に考えておかなくてはなりませんね。