トカゲの仲間であるカナヘビ。
庭や草むらでひなたぼっこしている可愛らしい姿を見かけたこともあるのではないでしょうか。
顔を上げてたたずんでいる様子には和まされますね。
では、カナヘビが日光浴をする時間っていつごろなのでしょうか。
どうして日光浴が好きなのでしょうか。
カナヘビの日光浴について調べてみました。
日光浴の時間
朝いちばんに日差しを浴びます。
春・秋では8~10時、夏は6~8時ごろに日光浴をすることが多いようです。
どうして日光浴をするの?
体温を上げてエネルギーを蓄えるためです。
変温動物のカナヘビは、自分で体温調節をすることができません。
だから、日光の助けを借りて体温を上げるようです。
温められた体は30度を超えることもあります。
じゅうぶん体が温まってから、狩りのために動き始めます。
恒温動物である哺乳類や鳥類など自分で体温を調節するものは、食べ物から得たエネルギーの大部分を体温調節のために消費しますが、カナヘビは日光で体温調節をするため、ほかのことにエネルギーを使えます。
消エネな生き物といっていいでしょう。
そのおかげで、食べ物が少ない場所や狭い場所でも生きていくことができます。
暑すぎるのは苦手?
夏の真昼など、あまり暑い時間帯は日陰に隠れて涼んでいることが多いようです。
暑い時間帯でなくとも、長時間動いて体が温まりすぎると、一度涼しい場所に行って休み、体温を下げます。
飼育しているときは
カナヘビにとって日光浴はとても大事なものですので、必ず日光浴をさせてあげましょう。
暑すぎると弱ってしまうので、まだ光の柔らかい午前中にします。
外に出すときは、段ボールや板などを使って、日陰も作ってやると良いでしょう。
どうしても日光浴をさせてやれないときは、ペットショップなどで市販されているは虫類飼育用の紫外線灯を使うと良いようです。
まとめ
カナヘビにとって、日光浴は文字通り充電の時間のようです。
庭に出て一緒にひなたぼっこしてみるのもいいかもしれませんね。
びっくりさせるとすぐに物陰に逃げこんでしまうので、そっと近づくようにしましょう。