皆さんは、カナヘビの卵を見たことがありますでしょうか。
飼育下でカナヘビをペアで育てたことある方は繁殖させたことがあるかもしれません。
二ホンカナヘビの繁殖は難しくはないので、ペアで飼育すれば高確率で繁殖に成功すると思います。
今回は、カナヘビの卵について調べてみました。
カナヘビの卵
カナヘビは6月上旬から7月中旬にかけて産卵します。
個体差はありますが、年間で1~6回産卵するようです。
一回の産卵で1~8個の卵を産みます。
卵の色は白く楕円形で、弾力性があり落としても割れたりすることはありません。
卵はある程度の湿度が必要なようで、接触面が常に湿っている必要がありますが、湿らせすぎると腐る原因にもなります。
孵化までの期間
卵が孵化するまでには26日~54日かかると言われています。
もちろん個体差もありますが、平均は35日ほどのようです。
孵化は気温に影響されるようで、研究では卵期間の平均気温が23~29℃の場合、1℃上がるごとに孵化の日にちが約3日早まるとされています。
まとめ
爬虫類の孵化は、気温に影響されやすいようです。
ウミガメやカエルの中には、気温によって生まれてくる個体の雌雄が左右されることもあるようです。
カナヘビの雌雄は孵化したばかりの幼体ではわかりにくいので、なかなか確認するのは大変だと思います。
カナヘビの繁殖は飼育下でも簡単にできますが、卵は乾燥してしまったり、湿らせすぎたりすると孵化しなくなってしまします。
産卵してからが一番難しいかもしれません。
また、基本的には多頭飼いは問題ありませんが、孵化した幼体と成体はしばらく分けて飼育する必要があります。
共食いすることは滅多にありませんが、絶対にしないというわけではないので注意が必要になります。
できるだけ成長段階ごとにケースを分けてあげることが一番になります。
飼育下で繁殖に成功している方はたくさんいるので是非、環境を整えて挑戦してみて下さい。