ヘビやトカゲの一部には、卵が孵化するまで、鳥のように親が卵を抱いて守る種類もあるそうですが、カナヘビはどうなんでしょう?
また、カナヘビの卵ってどんなものなんでしょうか?
カナヘビの交尾
冬眠から目覚め、春〜夏にかけてが、カナヘビの恋の季節。
カナヘビの共寝は少し変わっていて、雄が雌の頭からお腹にかけての一部を咬みながら行います。
ですから時折、共寝した後の雌の体にV字型のような咬んだ跡が残っている場合があるそうです。
カナヘビの卵の特徴と産卵場所
カナヘビの卵は、長径1cm短径0.6cmの乳白色で楕円形をしています。
だいたい、1回の産卵で2〜7個の卵を産み、1つ産むのに5〜6秒かかります。
季節は、5月〜8月頃にかけて数回行われます。
カナヘビは、ほとんどのヘビやトカゲのように、産みっぱなしでその場を離れてしまうので、子孫を残すために産む数で勝負してるんですね。
カナヘビの卵は弾力のある丈夫な殻(卵殻)につつまれていますが、乾燥に弱いので、通常湿度が高く温度差の少い場所に卵を産み付けます。
ですから、草の根際など適度な水分が確保できそうな場所を探せば、見つけられるかもしれません。
まとめ
つがいで飼っていなくても、捕まえてきたカナヘビの中に雌がいたら、卵を産む場合があります。
もし飼育しているカナヘビが、卵を産んでいることに気付いたら、気をつけて下さい。
まず卵の上下は、逆さまになったりしないように、印をつけておくことです。
上と下には、人の目には見えない空気穴もあるそうです。
カナヘビの卵は、生き餌としてコオロギを一緒に飼育している場合、コオロギ達の餌になってしまう場合もありますので、すぐに卵だけを別の容器に移しましょう。
乾燥すると孵化に失敗してしまいますので、適度に湿らせた水苔などをしいて、乾いてしまわないように気をつけましょう。
だいたい1ヶ月半〜2ヶ月以内に卵を破って、かわいい赤ちゃんが出てくるのを、楽しみに待ちたいものですね!