公園や自宅の庭でよく見かけるカナヘビは飼育する上でも、とても安心できる生き物です。

捕まえて自宅で飼育するのも比較的簡単なので、小学生のお子様の自由研究の材料にも適しています。

産卵して、卵が孵化する光景はとても神秘的です。

カナヘビの卵はとても水分が重要なのですが、直接水をかける行為はNGです。

デリケートなカナヘビの卵についてです。

カナヘビ 卵 水滴

カナヘビの卵の回収後の水分

カナヘビの卵はタッパなどのプラスチック容器に、底面が隠れる程度に園芸用の赤玉土を敷いて数箇所にくぼみを入れておきます。

その土を充分に湿らせておくと卵は順調に成長します。

卵は最初8mmぐらいの大きさですが、孵化する前になると2倍近くの大きさまで成長します。

それは卵が廻りにある水分をたくさん吸収して膨らんでいくからです。

卵はとてもデリケートですので、霧吹きなどで直接卵に水滴をかける行為は避けましょう

1週間に1度ぐらいのペースで敷材としている土を充分に湿らせてあげれば十分です。

また、卵の乾燥を避けるためにタッパなどの飼育容器にはフタをしてあげることも忘れないようにしましょう。

カナヘビの卵はさかさまになるとNG

直接卵に水をかけないほうが良い理由として、卵の向きが水圧で変わらないようにする為という部分もあります。

カナヘビの卵は成長過程で、上下がさかさまになってしまうと窒息してしまう可能性がとても高くなります。

卵は優しく大切に扱ってあげることで、40日前後で孵化し、かわいい赤ちゃんと対面できます。

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カナヘビの卵はすぐに回収してあげること

親カナヘビのために餌として与えているコオロギは、卵にとっては外敵になってしまいます。

コオロギはカナヘビの卵を殻ごと食べてしまいます。

ですので、産卵後はすぐに卵は回収しましょう。

ピンセットで取り出すのもいいですが、スプーンで取り出すととても簡単ですのでおすすめです。

回収する前に、卵の上の部分にマジックで上とわかるように印をつけておくと尚良いです。

まとめ

カナヘビの卵はとてもデリケートだったのですね。

6月~7月にかけては何度も産卵し、8月ぐらいになると落ち着いてしまうそうです。

寒い冬になる前までに赤ちゃんが育つようにと、本能的にわかっている事も神秘的な部分と言えますね。

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