カナヘビは性格的にも、とてもおとなしく飼育しやすい生き物です。
特に小さな子供のカナヘビはとてもかわいく、1度に卵から孵化した姿を見ることができるととても感動的です。
卵の時からデリケートなカナヘビの子供を飼育したい場合は、どのようにすれば良いのでしょうか?
また、どのようなところで採取できるものなのでしょうか?
カナヘビの生息場所
カナヘビは意外に身近なところに潜んでいます。
木が生えている公園や、草が生い茂る川原、田んぼの近く、自宅の庭などでも見かけることができます。
実際に捕まえたい場合は、朝方が狙い目の時間帯です。
朝方はカナヘビの体温が低く動きが遅いので、そこを狙ってみましょう。
網で捕まえるのもありですが、素手で捕まえたほうが確実性は高いです。
飼育環境の作り方
用意するものは幅60cmの水槽、園芸用の赤玉土、霧吹き、植木鉢の割れた破片、のぼり棒、植物ぐらいで十分です。
敷材になる土は野外のものは粘土質のものが多いので、カナヘビの足に固まってついてしまうのでやめておきましょう。
霧吹きは土を湿らせるときに、満遍なく水分を分散させる事ができるので便利です。
植木鉢の割れた破片や植物は、カナヘビが隠れ家的に使えると安心するために入れておきます。
陶器のコップなどでも大丈夫です。
のぼり棒は、公園や山などで落ちているものを使用すると良いでしょう。
日光浴をさせる
飼育の際に大切なのは日光浴をさせてあげることです。
最低でも週に2回は必要です。
時間は30分程度にしましょう。
あまり長時間の日光浴になると体力を奪い、熱射病などで亡くなってしまうので注意が必要です。
飼育に適した温度はだいたい24℃ぐらいです。
餌は何を食べるのか
捕まえてきたカナヘビであれば、捕まえた時にまわりにどのような虫がいたかをチェックしておくと餌として与えるものが何かが明確になります。
基本的にカナヘビは行動範囲が狭く、近くにいる生きた虫を餌として食べて生きていくからです。
小さなコオロギ、小さなダンゴムシ、アブラムシなどを餌とすると良いでしょう。
まとめ
カナヘビは大切に飼育してあげると、8年近く長生きするものもいるようです。
また小さな時から良い環境で育てていくと、産卵期にはたくさんの卵を産んでくれます。
その卵がまた孵化するように育てるのも、一つの楽しみでいいですね。