カナヘビを飼育していると産卵のチャンスに遭遇することがありますが、カナヘビの姿は産卵前と産卵後ではお腹の大きさで明らかに分かります。
産卵した後、どんな風に注意をして飼えば良いのかをご存知ですか。
卵は出来るだけ早く回収を
カナヘビが産卵間近になった時にはしっかりと観察をし、お腹の大きさの変化によって産卵を確認するのがとても大切です。
なぜならば、できるだけ早く卵を回収する必要があるからです。
たとえば、コオロギを一緒に入れている場合はカナヘビの卵殻ごと食べてしまう可能性があるので注意が必要です。
意外にもコオロギは強力な顎を持っているので卵を食べてしまうのです。
餌として与えるコオロギを一緒にケースに入れている場合には、特に注意をしてください。
カナヘビの卵の扱い方
そして、卵の中で発育の始まっているカナヘビは上下を逆さまにしてしまうと亡くなってしまいます。
これを知らずに人間が何度も扱ってしまうと、せっかくの卵も台無しになってしまうので十分注意をしましょう。
そのためには、卵の中でカナヘビが活動する前に取り出すことが大切です。
卵の上と下が分かるようにマジックで印をつけておけばわかりやすくなるでしょう。
この際に手でつまんでしまうと影響を与える可能性もあるので、スプーンなどを使って優しくすくい上げるようにしてください。
カナヘビの卵の置き場所
このようにして回収した卵は、ヨーグルトなどの入っていた小さいカップを再利用して、その中にミズゴケを入れましょう。
水分の管理がとても重要なのは、カナヘビの卵は、周辺から水分を吸収することで成長するからです。
この際に水苔の水分量が極端に変わってしまうと、卵が不安定に動いてしまうこともあるので良く観察をしましょう。
ミズゴケだけではなく土を用いる場合もありますが、この方がより自然に近い環境を整えることができると言えますね。
まとめ
カナヘビの卵は、注意点を守っておかないとせっかくの命が失われてしまうこともあります。
産卵後の扱いは、特に慎重にするようにしましょう。