カナヘビは主にコオロギやクモなどの小さな虫を好んで食べます。
では、食べないときはどんな理由が考えられるのでしょうか。
調べてみました。
同じものだと嫌がる?
カナヘビはいろいろな種類の虫を食べます。
ずっと同じ種類のものを食べ続けると食べなくなったり、病気になったりするようです。
市販の昆虫も良いですが、野外でいろいろな虫を採集して与えると良いようです。
カタツムリ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ミミズ、チョウなどです。
アリやテントウムシは好まないようです。
果物やササミを食べることもあります。
針金の先につけて差し出してあげましょう。
何を選ぶのかはっきりとは分かっていないので、とりあえず採集した虫は全部与えましょう。
カナヘビが自分で好きなものを選んで食べます。
食べ残しなどで飼育箱が汚れてしまいがちなので、行き来できる餌箱を別に用意しておくと便利です。
ただ、大量に入れると食欲をなくしてその虫を嫌いになってしまうことがあります。
カナヘビの様子をよく観察して、適量を探りましょう。
また、コオロギ、ダンゴムシ、ワラジムシなどは繁殖させて若い個体を与えると喜ばれます。
コオロギらにも栄養のある餌を与えておくことも大事な点です。
また、生きていないと食べませんので、生きている虫を与えましょう。
冬眠中は食べない
カナヘビは秋にたっぷりの餌を食べ、冬眠します。
冬眠している間は何も食べません。
ただ眠るのではなく、呼吸や心臓の拍動を少なくしている様です。
11月に入ってあまり外に出て来なくなったら、気温が低く温度変化の少ない場所に飼育箱を移動させましょう。
冬眠中は、土を適度に湿らせて乾燥しすぎないように気をつけてやる必要があります。
冬眠中に周りの温度が上がると、カナヘビが目覚めてしまい、食べられない状態のまま亡くなってしまう場合があります。
飼育環境下で冬眠させるのは難しいといっていいでしょう。
寒くなる前に自然に返してやるのが良いかもしれません。
また、は虫類用の保温器具がペットショップなどに売られていますので、冬眠させずに飼育するという方法もあります。
まとめ
餌にはいろいろと気を使ってやる必要があるようです。
多種類の虫を採集するのは大変かもしれませんが、数種類を繁殖させるなどすると良いと思います。
また、カナヘビにとって日光浴は獲物を捕まえるエネルギーを得る大事な習慣です。
日光浴ができないとカナヘビは弱ってしまうようです。
必ず午前中に日光に当ててやるようにしましょう。
ただ、暑すぎると亡くなってしまう場合がありますので、必ず避難場所となる日陰も用意してあげることが大事です。
飼育ケースを外に置くときには、板や段ボールなどを蓋の上に置き、半分は日陰になるようにしてあげると良いでしょう。