ニホントカゲにとても良く似ているカナヘビですが、全然違う種類の生き物なのです。
カナヘビは体温調整が苦手なため、寒い冬になるとドンドン動かなくなっていきます。
餌もあまり食べなくなるし、動かないことで消化もよくありません。
寒い冬の時期を無事に過ごすことが出来るように、どのような餌を与えてあげたら良いのでしょうか。
野生のカナヘビが食べている餌
野生のカナヘビはいろんな昆虫を餌として生きています。
例えば、こおろぎ、ゴキブリ、ハエ、蜘蛛、トンボ、ミミズ、アブラムシなどです。
外で捕まえてきたカナヘビを飼育する際には周りにどんな虫がいるか見ておくと餌やりの参考となりますので、観察しておきましょう。
食べるものと食べないもの
意外にカナヘビは野菜や果物は食べません。
全て生きている餌しか食べないのです。
そのため、カナヘビに与える餌となる虫に栄養価の高い野菜や果物を食べさせておくと、結果的にカナヘビにも栄養がたくさん与えられる事になります。
冬の時期のカナヘビの餌
冬の時期に生きた餌を捕まえるのはとても大変です。
しかし、民家の近くでもダンゴムシは比較的に簡単に捕まえられます。
成虫は食べにくいので小さなダンゴムシだと食べやすいようです。
カナヘビは寒い冬が近くなると動かなくなってくるので、触ると丸くなって動かなくなるダンゴムシやうごきの遅いカタツムリなどはおすすめです。
冬眠しきれない飼育しているカナヘビは、温度と湿度管理も合わせて必要になってきます。
10月の秋ぐらいから除々に動かなくなってきますので、その間にたくさん体力をつけさせておくことが重要になります。
専門のペットショップを活用する
カナヘビが食べる餌を毎回毎回採取するのもなかなか大変です。
そんな時には専門のペットショップなどに行く、とミールワームなどが売られていますので購入して与えると良いでしょう。
カップの中におがくずと一緒に入れておけばミールワームは勝手に繁殖したりしますので重宝します。
しかし、カルシウムが少ないので栄養面では不十分な面もありますので、粉末のサプリメントなどを振り掛けてあげると良いです。
まとめ
冬になるとカナヘビは土の中に潜り冬眠したりもしますが、飼育している個体は冬眠しきれないものもいるので、温度と湿度の管理を徹底してあげることが大切です。
餌も極力食べやすいものを選んで、大切に育ててあげましょう。