カナヘビはは虫類の有鱗目トカゲ亜目に分類される生き物です。
ごつごつした鱗と長い尻尾があり、褐色や緑色をしています。
多くの場所で親しまれているカナヘビについて調べてみました。
愛称がたくさんある?
日本で最もよくみられるカナヘビはニホンカナヘビです。
ほかにも、沖縄県などでみられるアオカナヘビ、サキシマカナヘビ、ミヤコカナヘビなどがいます。
このカナヘビには地方によって愛称が異なり、カナチョロというのもそのひとつです。
北の方の方言のようですね。
ほかにも、カガミチョ、チョロカゲ、カマチク、ペロちゃんなど、場所によって多くの名前で親しまれています。
カナヘビの由来
ヘビのような細長い体をしていることから「ヘビ」とついています。
「カナチョロ」でなじんでいる人が聞くとヘビの仲間かと思うかもしれませんが、トカゲの仲間です。
「カナ」は可愛いという意味です。
カナヘビの一日
カナヘビは昼間に生活をする生き物です。
朝は日当たりのよい場所に出て日光浴をします。
カナヘビは変温動物のため、自力で体温調節ができません。
そのため、日光を浴びて体温を上げ、エネルギーを得てから活動を始める必要があります。
カナヘビが人目につきやすいのは、この昼行性と日光浴の習慣のためだと思われます。
また、トカゲよりも活動時間がやや長いようです。
ちなみにヤモリは夜行性です。
体が温まると餌を探し始めます。
昆虫やクモを食べます。
体の固い虫はあまり好きではないようです。
草についた露を飲むこともあります。
動いて体温が上昇したり、真夏の真昼など暑い時間帯だったりするときは、日陰に隠れて休むようです。
夜になると落ち葉の下や草陰で眠ります。
カナヘビの飼い方
まず、準備するものはプラスチックのケース、昆虫マットなどの土、浅い水入れです。
ケースの底に土を3cmくらいの厚さになるように敷き、水を入れた水入れを置きます。
木や植木鉢などで、隠れ家を作ってあげるとさらに良いでしょう。
ケースの蓋はきちんと閉めておきます。
餌には小さな昆虫やクモが良いようです。
餌用のコオロギがペットショップなどで売られていますので、活用すると良いと思います。
カナヘビを持つときは、首の横を挟むように優しく持ちましょう。
また、尻尾を切る習性があるので、尻尾には触らないように気をつけましょう。
まとめ
街の公園や家の庭でよくみかけるカナヘビ。
人のそばにいるだけあって愛称もたくさんあるようですね。
どれも可愛らしい呼び名で親しみを感じます。
見つけたら、一緒にひなたぼっこするのも良いかもしれません。