カナヘビは正式名称ニホンカナヘビというトカゲの仲間です。

トカゲ同様、危険を感じると自切りと呼ばれる尻尾を切って逃げるという特徴を持っています。

さらにニホントカゲよりも長い尻尾を持っているのが特徴です。

カナヘビ 成体

カナヘビの日常生活

カナヘビの成体は昼間行動する爬虫類で肉食です。

身体の色は背中が灰褐色~褐色な色をしていて、お腹は黄褐色や黄白色の色をしています。

トカゲとは違い舌先は2本に分かれています。

昼間活動してクモや昆虫を捕獲しながら生活します。

さらに日光浴が好きで、よく昼間の10時~14時くらいの間で日の当たる岩場などでじっとしている姿が見られたりします。

尻尾の長さも身体全体の3/2近く占めるほど長い尻尾です。

カナヘビの一生

カナヘビの一生としては、春から夏にかけてオスとメスが交配をします。

そしてその後、5月頃から8月ごろにかけて産卵期に入ります。

この産卵期は数回に分けて行われます。

産卵した後は特に子育てをするわけではなく、水分を吸収し、卵は2ヶ月ほどで孵化に至ります。

卵が育つには水が不可欠です。

なので、水分不足で育たなかったり、孵化に失敗する個体もいるのです。

孵化してすぐの体長は5㎝。

ここから冬眠を経て、一年かけて成体に変化していくのです。

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成体のカナヘビの生活

カナヘビは成体になってから、小さい身体ながらとても長生きします。

カナヘビの平均寿命は7年ほどと言われています。

北海道から九州、種子島などの島諸島など生息範囲もとても広いです。

ただ、彼らは成体になって何度も冬眠をしなくては生き残れません。

冬を超えるのは、自然界でもとても難しい事です。

もし、捕獲したカナヘビを越冬させるならばきちんと餌や水などの管理をしましょう

もし観察でとどめているのであれば、冬を迎える前に自然に返してあげることをお勧めします。

まとめ

カナヘビはとても小さく優しい温厚な爬虫類で、うまく飼うと手に乗ってきたりととても人になつきやすい生物ですが、やはり成体となり長寿で過ごさせてあげるには自然がいいようです。

もし観察し終わったのであれば冬を迎える前に自然に戻してあげると、成体として生きる時間が長くなるでしょう。

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