カナヘビを飼育していると皮膚がガサガサになって病気になったのではと思われる場合もあるでしょうが、それは、脱皮の前兆ですので心配いりません。
しかし、実際に脱皮の前後でカナヘビが食欲の変化があるのをご存知ですか。
皮膚がガサガサになって脱皮をする
カナヘビは、脱皮をするときに皮膚がガサガサになります。
しかし脱皮をするということを知らないで飼育していると、何か健康状態が悪いのではないかと不安になるでしょう。
しかも、脱皮の前には食欲が落ちることがあるので、なおさら何か病気にかかってしまったのではないかと心配をしてしまうかもしれません。
脱皮前に食欲が落ちるのはなぜ?
カナヘビが脱皮を行う前に食欲が落ちる傾向があるのはどうしてかといえば、やはり野生の本能があるからでしょう。
脱皮を行う前はいつもの動き易さとは違い、何か敵が来たりしてさっと動けないような状態にあるといえます。
また、脱皮の途中では足に皮がまだ張りついていたりすることで、天敵が来ても思うように動けないでしょう。
そのため、餌をのんびりと食べてはいられないという状態に置かれていると考えられます。
このような理由を把握しておけば、いつものようにカナヘビに食欲がなくなったとしても必要以上に心配することもありませんね。
脱皮後に食欲が出るのはなぜ?
一方、脱皮を終えると食欲が出るのはなぜかと言えば、脱皮をすることで身体の動かしやすさがいつもと同じようになり、警戒心を持つ必要もなくなることによって安心して食べられるからだと言われています。
また、脱皮前から食欲が落ちているので、生命を維持するためには食べることが欠かせないという本能だと言えます。
まとめ
カナヘビは、このように脱皮の前後に食欲の変化が起こるということを把握しておけば、いつものような食欲がないという場合でもそれほど気にならず観察を続けることができるようになりますね。