庭先や公園や川辺付近でよく見かけるカナヘビやトカゲですが、とても良く似ているのでパッと見は見分けがつかないことも多いです。
カナヘビもトカゲも愛らしい顔をしているので、飼育するのも楽しい気分になります。
似ている種類の生き物なので、場所もとらず効率良いので一緒に1つの飼育ケースで飼うと良い気もしますが、実際問題はないのでしょうか。
カナヘビとトカゲの性格
カナヘビは比較的に穏やかな性格で、餌をきちんと与えていれば2匹を同時に1つの飼育ケースで飼ったとしても、縄張り争いなどもせずに飼育できます。
一方、トカゲは気性が荒い面があるので餌を十分に与えていたとしても、縄張り争いなどをして最終的には強いものが弱いものを共食いしてしまう習性があります。
カナヘビとトカゲの共存
カナヘビとトカゲでは、1つの飼育ケースで一緒に飼う行為は難しいです。
稀にうまく共存できるケースもあるかも知れませんが、基本的には成長した時にトカゲがカナヘビを襲ってしまう可能性が極めて高いです。
カナヘビは何も考えてないにしてもトカゲが縄張り争い相手と勝手に解釈し、カナヘビを邪魔に思うことでしょう。
どうしても2種類を同時に飼いたい時は、それぞれ別の飼育ケースを用意して別々の環境で育ててあげましょう。
餌に関しては共通部分も多い
カナヘビもトカゲも生きている虫を食べるという部分では共通なので、面倒な部分は少ないです。
特にコオロギやダンゴムシ、アブラムシ、ミールワームなどに専用のサプリメントの粉をかけてあげて与えると健康に育ちます。
大きくなっていくにつれて違う部分は、トカゲは野菜をたくさん欲しがるようになることです。
トカゲのお皿には常に人参などの根野菜や小松菜などの葉野菜を入れておいてあげましょう。
また意外にもカナヘビは野菜や果物は全く食べません。
飼育ケースに入れてあげても腐らせるだけ無駄なので、与える必要はありません。
まとめ
カナヘビは温厚でもトカゲは縄張り意識が高いため、共存は難しいようですね。
顔が似ていても性格や習性が違うのは驚きです。
大人になっての食まで違いがあることにはビックリしました。