皆さんは、トカゲの尻尾が切れることはご存知だと思います。

採取の際に尻尾を掴んでしまって、尻尾が切れて逃げられてしまった経験がある方もいると思います。

突然尻尾が切れると驚きますね。

今回はカナヘビの自切について調べてみました。

カナヘビ 尻尾 自切

カナヘビの自切した尻尾

二ホンカナヘビや二ホントカゲは、敵に襲われたとき尻尾を切って逃げます。

正確には、尻尾に刺激が伝わると背骨に伝わり尻尾の筋肉が縮み尻尾が切れます

尻尾の骨は、一節ごと割れ目が入った節が並んでいます。

尻尾が切れるのはこの節の部分になります。

この尻尾が切れた際にしばらく動くので、敵が尻尾に気を取られているうちに逃げることができます。

自切後に生える骨は自切をできるように出来ていないのでこの自切ができるのは一回のみとなります。

また、トカゲの中でも自切をしない種や、尻尾が再生しない種もいるようです。

二ホンカナヘビや二ホントカゲは自切できるのは一回となり、自切後の尻尾の完全再生には8カ月ほどかかるようです。

飼育下ではあまり刺激を与えない限りは尻尾が切れることはありませんが、掃除などの際に逃げたした時に慌てて掴んだりしてしまうと、自切の原因にもなるので注意が必要になります。

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まとめ

トカゲ以外にも自切をする生物はいくつか存在します。

バッタやイモリやカニなども再生可能な生物です。

特にイモリは体の一部のみの再生ではなく眼球の水晶体までも再生させることが可能で、しかも一度ではなく、何度も再生させることができます。

爬虫類や昆虫には、体の再生が可能な生物が多いようです。

しかし、同じトカゲでも自切のできない種も多いようです。

哺乳類でも稀に、自切する生物がいます。

リスやモモンガの尻尾がそれに当たります。

彼らも敵に襲われた際に、尻尾をおとりにして逃げることがありますが、この尻尾は再生不可能なので、リスやモモンガの飼育をしている方は気を付けた方がいいかもしれません。

トカゲも同様で、飼育の際は尻尾に気を使ってみましょう。

是非、参考にしてみてください。

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