カナヘビを捕獲して飼育する際、オスかメスか気になりますよね。
つがいなら卵を産んでくれますし、そうじゃないなら成体の観察のみになります。
オスなのかメスなのかの見分け方は、一体どうしたらいいのでしょうか。
カナヘビのオス、メスの見分け方
カナヘビは一般的に尻尾の付け根で見分けます。
オスは肛門のすぐ後ろあたりからだんだん細くなって行くのに対して、メスは肛門のところからすぐ細くなっています。
なので、尻尾が太いのがオス、細いのがメスなのですが、ちょっと見ただけでは判断しづらいです。
他には、成体だとオスはメスよりも身体が大きく細長いです。
メスは妊娠の有無関わらずに胴まわりがふっくらとしているのです。
その他に、オスは首のあたりに皮膚のたるみがあります。
顔つきの若干ですが違いがあるのですが、見慣れない人にはわかりづらく、ずっと観察していると見分けられるといいます。
お腹の色で見分けられる?
よく、お腹の色で雌雄を見分けると言いますが、それはなかなか難しいのです。
オスは繁殖期にお腹の色が黄色くなります。
これを婚姻色と言いますが、これで多少区別がつくのですが一定の時期に現れるため、お腹の色では判別がつきづらいのです。
カナヘビを手で持って調べようとすると、かなり難しくしかも暴れてしまって尻尾が切れてしまったりもしますので、裏返して調べるのはやめた方がいいでしょう。
野生のカナヘビの観察
野生のカナヘビを観察しながら性別を特定するのはかなり難しいですが、カナヘビが日光浴していて動きが止まっている時に静かに観察してみましょう。
カナヘビは歩くときなど、尻尾の付け根を地面から離してまっすぐにしているいことが多いのです。
そこから尻尾の太さなどを判断します。
なかなか見分けは大変ですが、そうやって個体を一体一体みながら観察していくと、いずれすぐに判別できるようになります。
まとめ
とても判別が難しいカナヘビではありますが、性別を見分けてつがいで飼育すると卵を産んでくれますので、よく観察して繁殖にチャレンジしましょう。
愛着が湧いてくると、顔つきを見ただけでオスかメスかの判断が出来ます。