日本固有のトカゲの仲間であるカナヘビ。

その生態は温厚で、庭先などとても身近に生息し、比較的捕まえやすく観察等にはとても向いている生物です。

トカゲの尻尾切りという言葉の由来通り、トカゲの仲間のカナヘビも危険を感じると尻尾を自ら切って逃げてしまいます。

カナヘビ 手 再生

カナヘビの尻尾切り

空き地や庭先などで見かけるカナヘビ。

気性も荒くなく、飼育しやすさで子供たちに人気があるのですが、捕まえようとして尻尾だけになってしまったなんてことあると思います。

これは尻尾に強い力がかかると途中から切れてしまう自切りというものです。

筋肉組織が縮んで切れてしまうのですが、自切りで切れた尻尾はやがて再生します。

元の尻尾のような長さにはならなかったり、ゆがんだりするほか、再生は一度きりです。

尻尾だけでなく手足は再生する?

自切りをしたカナヘビは一度は再生しますが、それ以降は再生しません。

また、自切りで切れる場所は決まっているので、そこ以外で切れてしまうと再生は出来ないのです。

よく手足などがないカナヘビがいますが、手足も同様で、尻尾以外は再生機能がないので取れてしまったらもう手足は生えてきません

カナヘビの手足は骨がありますが、尻尾は骨がないのでできると言われています。

飼育や捕獲の際は、手足を引っ張ったりしないように気を付けてあげましょう。

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カナヘビの自切りを防ぐ捕獲の仕方

気性も荒くなく、とてもたくさん見られるカナヘビですが、尻尾を自切りさせずに捕獲するにはどうしたらいいでしょうか。

捕獲の仕方として、カナヘビを見つけたら進行方向、すなわち頭の方に手を置いてカナヘビの動きをまず止めます。

そしてもう片方の手で、カナヘビをそっと上から抑えるように捕獲します。

そしてすぐに水槽に入れれない場合は、目の細かいネットに入れると自切り防止になりますので活用しましょう。

まとめ

カナヘビは警戒心もそんなに強くない生物なので、容易に捕獲することは可能なのですが、再生するといっても尻尾がきれてしまうとかわいそうですよね。

あまり激しく捕獲せず、優しく捕獲してあげると自切りも防げていいでしょう。

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